QE-LABO 札幌でフリーコピーライター/デザイナーとして活動する五十嵐渉による、
問い(Question?)と気付き(Exclamation!)の発信基地。いろんな問いをお届けします。

学ぶって何だろう?

先週から今週にかけて、7日間で5つの勉強会に参加しました。
本当は一つずつ紹介する記事を書こうかと思っていたのですが、思っていた以上にスケジュールがかつかつだったので断念。代わりに「学ぶって何だろう?」ということを考えてみました。

 

前に勉強会について考えた時に、「勉強会に必要な要素って何だろう?」ということを考えたことがありました。そのときに考えたのは次の4つでした。

1.自己開示
2.美点凝視
3.他者視点
4.原理原則

「自己開示」は自分の考えを表に出すことです。自分はどう思ったか、どう考えたかを「なるべく他人の目線を気にしないでアウトプットすること」です。簡単に言えば自分の素直な考えを表現することです。

「美点凝視」は他人の良いところを見ようとすることです。これは自己開示とセットで必要なことです。自己開示するというのは、人にもよりますが、勇気の要ることです。自分をさらけ出しても、それを否定されたり攻撃されたら誰でも気持ちのいいものではありません。否定や攻撃を繰り返されたら、自己開示をすることすらできなくなるでしょう。
勉強会に参加する人が共通して「他人のいいところを見ましょうね」という意識を持つことで、それぞれの自己開示が促され、よりいいところが見えるようになります。

「他者視点」は、自分以外の人の考えを聞くことです。同じ事柄であっても、人によって感じることは違います。当たり前のことなのですが、そんな当たり前のことに改めて気づくことが学びには重要です。ここまでの全てに当てはまることではありますが、一人ではできないことでもあります。
本を読んで学ぶこともたくさんありますが、本を選ぶのが自分自身であることが多いので、どうしても自分の考え方の域を出られないこともあります。勉強会のようなところで他者視点にたくさん触れていれば、客観視できる習慣がつくものです。

「原理原則」は、以前にも堀江さんの読書感想文の中でも触れましたが、「原因と結果の法則」のことです。勉強会において、その場の人の経験や考えだけを対象に学ぶことは、決して得策ではありません。肝心なのはそういった経験や考えの中にある原理原則を探して見ることです。
とはいえ、そうそう簡単なことではないですよね。だから世の中にある原理原則に触れるのです。何かしらの書籍であったり、理論であったり、歴史であったり、とにかく一度主観を離れて客観になったものに触れることが、学びの場には必要だと思います。
それがないなら、どんなにアツい話をしていてもただのしゃべり場です。学び場の一種ではあると思いますが、効果的かどうかといえばあやしいものです。

僕がいくつかの勉強会に参加して思うのは、こうした要素が揃っていて、意識的にか無意識にかはさておき、参加者がこの4点を意識できている勉強会はものすごく有意義だということです。
ビジネス的かどうかとかそんなのは二の次三の次です。この4つの要素が揃っていれば、そこには学びが溢れ、自然と参加者同志が繋がって、新しいものが生まれます。それがビジネスなのか、新しい学びなのかはわかりませんが、そういうものだと思います。

 

と、そんなことを考えていたところの1週間5つの勉強会参加でした。
前置きが長くなりましたが、ようやく本題です。
僕が今回の勉強会週間を経て思ったことは、「4つの要素とか、忘れてみよう」です。長々と読んでもらって申し訳ないですが、前半で書いたことは忘れてもらっていいです。少なくとも僕は一旦忘れてみようと思っています。

というのも、それが僕の今やりたい学びだと思うからです。「初めて見るかのように見る」「初めて聞くかのように聞く」「初めて知るかのように知る」ということをやってみたいと思ったのです。
「見たことある」「聞いたことある」「知っている」というのは、学びの天敵です。学んだことを整理すること、復習することは決して悪くはないですが、一度認識してしまうとそこから離れにくくなるのが人の性質だと思います。僕にとってそれは耐えがたいことです。良いことであっても悪いことであっても、変化しなくなることが一番恐ろしいと感じます。
前半で書いた「勉強会の4つの要素」というのは分析としては気に入っていますし、自分で勉強会を主催していますから、活かせる場面もあるとは思います。でもそれはそれでよしとして、「勉強会ってそういうもんだ」っていう思い込みにはしたくないなと思うのです。

勉強会に参加すると、知った顔もたくさんいますが、誰一人として「前にあったままの人」ではありません。みんな何かしら成長したり、変化して、そしてまた何かを学ぼうと集まっているのです。そんな中で「この人はこういう人」「この場所はこんな場所」と決めつけていては、学べる可能性を捨てて要るようなものだと感じます。

そういう風な心構えでいると、今まで長いこと関わってきた人とか、今まで当たり前だと思っていたことが、当たり前じゃ無くなります。そうすると、その人や事から何度でも学ぶことができるのです。かなりお得です。「学び終わった」なんてことは何一つなくなるので、いつまでも学べます。

 

最後になりますが、もう一つ大事なこと。
学びは行動で活かしてこそ、ということ。
これは自分への戒めとして、最後に書いておきます。